連載将棋小説 激!詰め将棋家族 BY 棋妃

第一話          

僕の名前は坂本龍馬。小学校二年生だよ。パパは桂馬ママは直子、パパの仕事は、

小さなコンピュータ会社の将棋ソフト開発部門なんだ。ママに言わせると、パパはツメキストなんだってさ。

ママは元プロ女流棋士だから、指し将棋専門でね。朝から晩まで、新宿の道場に通いづめで、ほとんど家にいないの。

時々は帰って来ないこともあるよ。パパに言わせると、あの偽胸で男を騙してんだって言うんだけど、僕よくわかんない。

でもママがいない方がいいんだよ。おばあちゃんのカネさんが来て、家事をしてくれるよ。
おじいちゃんは僕が産まれる前に死んじゃったんだって。全然働かなくて、毎日将棋ばっかりやってたらしいよ
。だから、おばあちゃんは産婆さんの仕事をしてたんだってさ。パパはお金を稼いでるだけ偉いって、いつも言ってる
カネさんはママが大嫌いなんだよ。

だって僕のホントの誕生日は10月13日なのに、ママが面倒だからって、12月25日にしちゃったんだもん。

だから、僕は誕生日とクリスマスとお年玉が全部まとめて、なんだよ。でも、どうでもいいよ。
もらえるのは、詰め将棋パラダイスの景品か、ママがアマチュアの大会で採った賞品ばっかり。
扇子とか色紙とか盤駒とか、全然ほしくないよ。

おばあちゃんだけが、僕のほしいおもちゃやお菓子をくれるんだよ。ホントの誕生日の時こっそりね。

おばあちゃんはいつも、この日は大変な日なのになぁ。あんたは大聖人様の生まれかわりかも知れんのにって言うの。
なんだか意味わかんないけど、創価学会となんか関係あるらしいよ?

カネさんはねぇ、僕はまだ小さいから、難しいことはええ、困った時は南無妙法蓮華経って唱えとれって言われた。

そう言えば、パパは詰め将棋パラダイスの〆切が迫ると、南無妙法蓮華経って叫びだすけどさぁ〜変だよね?

とにかくパパは自分の名前が気にいらないの。
おじいちゃんが桂馬使うの得意じゃなかったから、その名前にしたらしいんだけどね。
俺はこんな名前だから『詰将棋世界大会』で宮田に勝てないんだ!ってわめいてるよ。

そうそう、詰め将棋って知ってる? 普通の将棋とは違うんだよ。

王手王手で王様を動けなくするんだよ。   

指し将棋の駒の動きや、ルールはまた今度話すよ。だって、珍しくママが速く帰ってきて、パパと将棋始めちゃったからさぁ。
どっちが勝とうが負けようが、おんなじだよ。

負けた方がちゃぶ台返しやるからね。その日の夕飯は抜きだよ。なんだかお腹はすくけど、もう慣れっこだよ。

さぁパパがやるか、ママがやるかが問題だね。
おばあちゃんがつくってくれた料理が全部飛び散るからさぁ、   続く 

(あくまで小説です。実在の人物と団体とは関係ございません。)

激! 詰め将棋家族 :棋妃   
   ついに執筆開始! 私としては珍しくだらだら書きなので〜
エンディングは特に決めていません。

ちなみに主人公の名前はりょうま、ではなくりゅうま?です。
これで〜また主人公は困る羽目になるのですが、まぁ期待しててね.
とりあえず書くわよ。

まぁ私は本質的には短編作家で、ホラーとファンタジーとマジック・
リアリズムが混じったようなモノを書くんで、
ユーモアを書いても、けっこうブラックなヤツになっちゃうかな?

まぁ詰め将棋の問題なんかも載るから、テキトーに読み流してね 

 

詰将棋 解答 52角成 同銀右(左) 62銀(42銀)まで3手詰

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